HD Video Converter Factory Proによる動画ファイル圧縮のデモ
以前に紹介していた「HD Video Converter Factory Pro」を使った動画圧縮の処理の流れと圧縮がどこまでできるかについて以下記事で紹介します。
今回、圧縮評価に使った動画は過去に自作していた「千本桜」のアニメ動画です。ファイルサイズは「442MB」です。
圧縮の処理の流れ
1.HD Video Converter Factory Proを起動します。 起動時の画面は以下のキャプチャーのようになっています。
2.プログラムが起動したら、以下の画面になります。 赤枠で示した「変換」をクリックします。
3.「ビデオ変換器」という名前の画面になります。 「+」の破線枠に、圧縮したい動画ファイルをドラッグします。
4.次いで、赤枠で囲んだ部分をクリックします。 スライダーが現れるので、マウスで左右に動かして任意の圧縮率を設定します。 最初に、圧縮率を「98%」に設定してみました。 元動画サイズ442MB ⇒ 6MBへの圧縮となります。
5.圧縮率設定したら、右下の「変換」ボタンをクリックします。
6.そうすると、設定した条件で「圧縮処理」が開始されます。
7.圧縮処理が終了すると下記の画面が現れます。 圧縮後の動画の出来栄えを右上の「開く」ボタンをクリックして確認します。
8.実際の圧縮後の動画サイズは12.3MBでした。
その圧縮後の動画の品質を確認すると、元動画に比較して流石に解像度が悪くなっていることがわかります。品質を保って圧縮するにも限度がある、ということですね。
どれぐらいの圧縮であれば、元動画とほぼ同レベル品質で圧縮できるかを試行錯誤しました。 いろいろと試した結果、36.5MBまでは可能という結果でした。 以下に元動画との比較を示しました。
一方で、SOURCENEXTで購入していた、動画圧縮ツールも使ってみました。「動画圧縮のプロ」というものです。
上記と同じ動画に対して「高画質」での圧縮をした結果、圧縮後のサイズは「77.6MB」でした。 「やや高画質」での圧縮では「61.9MB」でした。 最も画質の高い「最高画質」での圧縮では「96.9MB」でした。 HD Video Converter Factory Proの出力結果(36.5MB)と「動画圧縮のプロ」の出力結果「高画質」(77.6MB)を比較すると大差はありません。
「HD Video Converter Factory Pro」も「動画圧縮のプロ」も優れた動画圧縮ツールですが、価格および圧縮率の面では「HD Video Converter Factory Pro」のほうにアドバンテージがあるように思います。
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